story
 
夏休み。
大好きな祖父が待つ海辺の町に帰省した石橋有紀を待っていたのは、幼なじみの出迎え、憧れの先輩との再会、笑顔の優しい会社員との出会いだった。

その晩、有紀は荒れ狂う台風の海にあやまって転落してしまう。
間一髪で何者かで救出され、奇跡的に命を取り留めた有紀がベッドで意識を取り戻した時には、その救出者は姿を消していた。

「なぜ名前も名乗らずに消えちゃったんだろう」「お礼が言いたい」恩人に惹かれる有紀は、再会を強く願うが、大きな手がかりもなく、事故のショックで記憶も残っていない。
助けてくれた時の力強い「手の感触」以外は……。

それでも命の恩人探しを始める有紀。身近な3人はそれぞれ何かを隠しているようで……?